空き家問題とリノベーションまちづくり

地方が抱える大きな問題の一つに「空き家問題」があります。千歳市では、現時点で周辺の生活環境に悪影響を及ぼすおそれのある空き家は少ないものの、所有者の高齢化や相続問題から管理が困難となり、適切に対応しなければ、今後はこれらの空き家が増加することが懸念されます。このため、防災面や衛生面、景観面など、まちづくりの総合的な観点から、放置された空き家になることを未然に防止する対策に官民が連携して取り組んでいく必要があります。
このような「空き家問題」を解決するまちづくり手法のひとつとして注目されているのが「リノベーションまちづくり」です。「リノベーション」とは、「中古住宅等に対して、その機能・価値を再生させるための包括的な改修を行うこと」である。また、「リノベーションまちづくり」とは、「空き家などの遊休不動産をリノベーションの手法を用いて再生させつつ、地域の雇用創出、新たな産業振興、地域コミュニティの再生などにつなげていくまちづくりの手法」です。もう少し具体的に言うと、近接して立地している複数の遊休不動産を産業集積に導くような共通のコンセプト等でリノベーションし、面として拡大させながら、まちの再生につなげていくというものです。
当社では、まちを愛する不動産事業者として、空き家所有者への意向調査や、空き家ビジネス、リノベーションの提案など、空き家の流通加速化に向け積極的に展開しております。
ラピダス進出とまちづくり
次世代半導体メーカーのラピダス社の千歳市内立地をきっかけに、千歳市の企業集積や人口は大きく変化していくと想定されています。
市の統計では、市内のアパート・マンションの建設が加速しており、2024年4月からの1年間で920戸が新築され、今後も建設が続く見込みとされております。さらに宿泊施設数も増加しており、2024年度から2026度にかけ約1,000室の客室数増加に伴い市内宿泊客延べ数についても増加が見込まれ、観光客の増加に資することも期待されております。また、ラピダス社をはじめ半導体関連企業の従業員とその家族が市外から転入してくることで、2040年までの累計で、約7,800人の人口増加効果が見込まれています。これまで供給が相次いだ賃貸住宅に加え、ホテルや物流、オフィスと不動産開発は広まりを見せており、市の将来ビジョンでは、人口10万人超をイメージしたまちの青写真を描いています。
このように既に街並みは変わりつつありますが、今後さらにまちが発展する可能性を大いに秘めています。
当社では、ラピダス効果により、中心市街地エリアが、多くの人が住む、観光客など交流人口も含め人が集まる、にぎわい創出の場となるため、市の将来ビジョンや観光振興プランと連動した官民連携のまちづくりの一環として、不動産事業者及びまちづくり会社の立場から様々な事業を展開していきます。

(千歳市HPより引用: https://chitose-semiconductor.jp/future/)
